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2G 登録試験 2016年03月 問題05

エンジンから発生するノッキングの推定原因として、不適切なものは次のうちどれか。

点火時期が進み過ぎている。

適正なスパーク・プラグに対して熱価の高いプラグを使用している。

適正なオクタン価の燃料に対してオクタン価の低い燃料を使用している。

燃焼室にカーボンが堆積している。







解説

選択肢(2)が不適切です。


一見すると、電気装置・点火装置からの出題に思えますが、実は故障原因探究(省略して”こげんたん”)からの出題です。



ノッキングの推定原因
①オーバーヒート
②燃焼室へのカーボンのたい積
③燃料のオクタン価の不適正(低い)
④点火時期の不良
⑤スパーク・プラグの熱価の不適正(低い)
⑥ノック・センサの不良
⑦バキューム・センサ又はエアフロメータの不良
⑧ECUの不良

エンジンの内部的問題としては、燃焼室末端の未燃焼ガスの自己着火を誘発するような原因を回避すればよいことにりますが、点火系では、点火装置を改良して、点火時期が進み過ぎないように制御することです。

外部的な問題としては、オクタン価の低い燃料を使用してしまうことです。


(2)適正なスパーク・プラグに対して熱価の高いプラグを使用している。

この選択肢(2)が不適切です。

不適切理由は、高熱価型はコールド・タイプや冷え型と呼ばれるもので、未燃焼ガスの自己着火を誘発する熱源には考えにくいので、不適切です。

低熱価型(ホット・タイプ、焼け型)は、未燃焼ガスの自己着火を促す熱源になりうるでしょう。

2G 登録試験 2012年10月 問題02

2G 登録試験 2011年03月 問題15

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