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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2016年03月 問題29

サブクール・コンデンサ・システムに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

従来のレシーバ・サイクル(コンデンサ+レシーバ)に比べ、使用冷媒量や重量が減り、車両への搭載性が向上する。

サブクール・コンデンサでは、コンデンサの中を凝縮部と過冷却部に分け、その間に気液分離器(モジュレータ)を配置している。

サブクール・サイクルの冷媒充てん上の注意点として、泡消え点からさらに50~100g補充する必要がある。

サブクール・コンデンサでは、一度ガスと液体に分離したガス冷媒をさらに冷却することで、冷房性能の向上を図っている。


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解説

選択肢(4)が不適切です。

サブクール・コンデンサ・システムとは、コンデンサから送り出される冷媒をサブクール(過冷却)液にして冷房効率を上げるものです。
サブクール・サイクル

サブクール・サイクルは、上の図のようにコンデンサー内部を凝縮部過冷却部に分け、その間に気液分離器を配置することで、気液分離した液冷媒をさらに冷やし、液冷媒自体のエネルギーを高め、冷房性能を向上させいます。


(1)従来のレシーバ・サイクル(コンデンサ+レシーバ)に比べ、使用冷媒量や重量が減り、車両への搭載性が向上する。

この選択肢は、適切です。


(2)サブクール・コンデンサでは、コンデンサの中を凝縮部と過冷却部に分け、その間に気液分離器(モジュレータ)を配置している。

この選択肢も適切です。


(3) サブクール・サイクルの冷媒充てん上の注意点として、泡消え点からさらに50~100g補充する必要がある。

この選択肢も適切です。


(4) サブクール・コンデンサでは、一度ガスと液体に分離したガス冷媒をさらに冷却することで、冷房性能の向上を図っている。

この選択肢が、不適切です。

正しくは以下の通りです。

サブクール・コンデンサでは、一度ガスと液体に分離した冷媒をさらに冷却することで、冷房性能の向上を図っている。

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