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2G 登録試験 2017年03月 問題26

差動制限型ディファレンシャルに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

粘性式に用いられているビスカス・カップリングは、インナ・プレートとアウタ・プレートの差動回転速度が小さいほど大きなビスカス・トルクが発生する。

粘性式で左右輪の回転速度に差が生じた場合、低回転側から高回転側にビスカス・トルクが伝えられる。

摩擦式のディファレンシャル・ケース内には、50~3000cm2/sの高粘度のシリコン・オイルが充てんされている。

摩擦式は、ディファレンシャル・ケース内のサイド・ギヤとピニオンにヘルカル・ギヤを用いている。







解説

選択肢(4)が適切です。

(4)摩擦式は、ディファレンシャル・ケース内のサイド・ギヤとピニオンにヘルカル・ギヤを用いている。

使用している部品名のはなしなのですが、左右のサイド・ギヤの二つ、ヘルカリ・ギヤの形をした長短のピニオン4セットが使われていますよという問題です。

ディファレンシャル・ケース内周面などに発生する摩擦により差動制限を行うものです。

(1)粘性式に用いられているビスカス・カップリングは、インナ・プレートとアウタ・プレートの差動回転速度が小さいほど大きなビスカス・トルクが発生する。

この選択肢は不適切です。

正しくは以下の通りです。

粘性式に用いられているビスカス・カップリングは、インナ・プレートとアウタ・プレートの差動回転速度が大きいほど大きなビスカス・トルクが発生する。

(2)粘性式で左右輪の回転速度に差が生じた場合、低回転側から高回転側にビスカス・トルクが伝えられる。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです。

粘性式で左右輪の回転速度に差が生じた場合、高回転側から低回転側にビスカス・トルクが伝えられる。

(3)摩擦式のディファレンシャル・ケース内には、50~3000cm2/sの高粘度のシリコン・オイルが充てんされている。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです。

粘性式のディファレンシャル・ケース内には、50~3000cm2/sの高粘度のシリコン・オイルが充てんされている。

摩擦式と粘性式を混乱させる出題問題です。

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