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2G 登録試験 2017年03月 問題24
電動式パワー・ステアリングに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(1)が不適切です。
(1)低速時における車速感応制御では、パワー・ステアリングのモータに流す電流を少なくしてモータの駆動力を大きくし、操舵力を軽減している。
正しくは以下の通りです。
低速時における車速感応制御では、パワー・ステアリングのモータに流す電流を多くしてモータの駆動力を大きくし、操舵力を軽減している。
高速時における車速感応制御では、パワー・ステアリングのモータに流す電流を少なくしてモータの駆動力を小さくし、操舵力を大きくしている。
(2)ピニオン・アシスト式は、ステアリング・ギヤのピニオンにモータが取り付けられ、ステアリング・ギヤのピニオンに対して補助動力を与えている。
この選択肢は適切です。
電動式パワー・ステアリングは、モータの取り付け位置によって
1.コラム・アシスト式
2.ピニオン・アシスト式
3.ラック・アシスト式
の三つがあります。
(3)コイル式のスリープ・タイプのトルク・センサでは、インプット・シャフトが磁性体でセンサ部はスプライン状になっている。
この選択肢も適切です。
トルク・センサには、コイル式のスリーブ・タイプとコイル式のリング・タイプがあります。
(4)コイル式のスリーブ・タイプのトルク・センサは、インプット・シャフトの突起部とコイル間の磁力線密度の変化により、操舵力と操舵方向を検出している。
この選択肢も適切です。
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