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2G 登録試験 2017年03月 問題14

オルタネータのステータ・コイルの結線方法において、スター結線(Y結線)とデルタ結線(三角結線)を比較したときの記述として、不適切なものは次のうちどれか。

スター結線の方が最大出力電流の値が大きい。

スター結線には中性点がある。

スター結線の方がステータ・コイルの結線は簡単である。

スター結線の方が低速時の出力電流特性に優れている。







解説

選択肢(1)が不適切です。

(1)スター結線の方が最大出力電流の値が大きい。

正しくは以下の通りです。

スター結線の方が最大出力電流の値が小さい。

スター結線の出力電流(線電流)ILとコイルに流れる相電流IPの関係は次式で表されます。

IL=IP

デルタ結線の出力電流(線電流)ILとコイルに流れる相電流IPの関係は次式で表されます。

IL=√3IP

すなわち、出力電流(線電流)ILは、スター結線に比べてデルタ結線の方が√3倍大きいことになります。

(2)スター結線には中性点がある。

この選択肢は適切です。

(3)スター結線の方がステータ・コイルの結線は簡単である。

この選択肢も適切です。

スター結線、デルタ結線とは、ステータ・コイルの結線方法の分類です。

(4)スター結線の方が低速時の出力電流特性に優れている。

この選択肢も適切です。

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