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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2018年10月 問題05
図に示す4サイクル直列4シリンダ・エンジンのバランサ機構に関する次の文章の( )に当てはまるものとして、適切なものはどれか。
バランス・シャフトの回転速度は、クランクシャフトの( )である。
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解説
選択肢(2)が適切です。
バランス・シャフトの回転速度は、クランクシャフトの( 2倍の回転速度 )である。
二次慣性力を打ち消すために、バランス・シャフトをエンジン回転の2倍の回転速度で回転させ逆位相の慣性力を発生させます。
ここからは、余計な話です。
バランス・シャフトは、1911年に英国のランチェスターによって発明されました。
一般的なバランサーは、ランチェスター・バランサといってよいでしょう。
三菱さんが頑張りました。
当時、お金が無かった三菱さんは、「4気筒でも6気筒に負けないパワーと静粛性」をということで、サイレント・シャフトを開発しました。
2本のシャフトの位置を上下にずらしたものです。
更に余計な話です。
ランチェスターさんは、飛行機設計士から、車開発といろいろとやりましたが、一番有名なことは、『ランチェスターの法則』です。
皆さんが将来管理職についたら、経営戦略として『ランチェスターの法則』を学ぶ機会が訪れるかもしれません。
そのときには、あのバランス・シャフトのランチェスター?
と思い出してください。