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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2018年10月 問題06
コンロッド・ベアリングに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
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解説
選択肢(2)が不適切です。
(2) クラッシュ・ハイトが小さ過ぎると、ベアリングにたわみが生じて局部的に荷重が掛かるので、ベアリングの早期疲労や破損の原因となる。
正しくは、以下の通りです。
クラッシュ・ハイトが大き過ぎると、ベアリングにたわみが生じて局部的に荷重が掛かるので、ベアリングの早期疲労や破損の原因となる。
クラッシュ・ハイトが小さ過ぎると、コンロッドのキャップ・ボルトを締め付けても、ベアリング・ハウジングとベアリングの裏金との密着が悪くなり、熱伝導が不良となるので、焼き付きを起こす原因になります。
(1) コンロッド・ベアリングの張りは、ベアリングを組み付ける際、圧縮されるに連れてベアリングが内側に曲がり込むのを防止するためのものである。
適切です。
(3)トリメタル(三層メタル)は、銅に20~30%の鉛を加えた合金(ケルメット・メタル)を鋼製裏金に焼結し、その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたものである。
適切です。
【参考図】
tin 錫(すず)、lead 鉛、nickel ニッケル、copper 銅
(4) アルミニウム合金メタルのうち、すずの含有率が高いものは低いものに比べてオイル・クリアランスを大きくしている。
適切です。