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2G 登録試験 2018年10月 問題20
CAN通信システムに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(3)が不適切です。
(3)一端の終端抵抗が断線していても通信はそのまま継続され、耐ノイズ性にも影響はないが、ダイアグノーシス・コードが出力されることがある。
正しくは以下の通りです
一端の終端抵抗が破損すると、通信はそのまま継続されるが、耐ノイズ性は低下する。このとき、ダイアグノーシス・コードが出力されることがある。
(1) CAN通信は、一つのECUが複数のデータ・フレームを送信したり、バス・ライン上のデータを必要とする複数のECUが同時にデータ・フレームを受信することができる。
この選択肢は、適切です。
(2) 複数のECUが同時に送信を始めてしまった場合には、データ・フレーム同士が衝突してしまうため、各ECUは、アイデンティファイア・フィールドにより優先度が高いデータ・フレームを優先して送信する。
この選択肢も適切です。
(4) バス・オフ状態とは、エラーを検知し、リカバリしてもエラーが解消しない場合に通信を停止している状態をいう。
この選択肢も適切です。
参考
【CANalyzer:ベクターが提供しているCAN、LIN等のデータトラフィックの監視・解析ツール】
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