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2G 登録試験 2018年10月 問題08
インテーク側に用いられる油圧式の可変バルブ・タイミング機構に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(2)が適切です。
油圧と動きの関連表を作ってみましょう。
作動 | 遅角 | 進角 | 保持 |
油圧 | 遅角側油圧室 | 進角側油圧室 | 油圧遮断 |
カムシャフト 位置 |
最大遅角状態 | 最大進角状態 | その状態を 保持 |
(2) 保持時は、バルブ・タイミング・コントローラの遅角側及び進角側の油圧室の油圧が保持されるため、カムシャフトはそのときの可変位置で保持される。
(1) 進角時は、インテーク・バルブの開く時期が遅くなるので、オーバラップ量が多くなり中速回転時の体積効率が高くなる。
これは不適切です。
正しくは、以下の通りです。
進角時は、インテーク・バルブの開く時期が早くなるので、オーバラップ量が多くなり中速回転時の体積効率が高くなる。
進角は、上の図ではインレット・バルブ・オープンが反時計方向に少し回転する格好になります。
すなわち、進角は、インテーク・バルブが早く開きます。
(3) カムの位相は一定のまま、油圧制御によりバルブの作動角を変えてインテーク・バルブの開閉時期を変化させている。
これも不適切です。
正しくは、以下の通りです。
バルブの作動角は一定のまま、油圧制御によりカムの位相を変えてインテーク・バルブの開閉時期を変化させている。
(4) エンジン停止時には、ロック装置により最大の進角状態で固定される。
この選択肢も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
エンジン停止時には、ロック装置により最大の遅角状態で固定される。
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