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2G 登録試験 2017年10月 問題03

ピストン・リングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

スカッフ現象とは、カーボンやスラッジ(燃焼生成物)が固まってリングが動かなくなることをいう。

アンダ・カット型のコンプレッション・リングは、外周下面がカットされた形状になっており、一般にトップ・リングに用いられている。

フラッタ現象は、ピストン・リングの拡張力が小さいほど、ピストン・リング幅が厚いほど、また、ピストン速度が速いほど起こりやすい

テーパ・フェース型は、しゅう動面が円弧状になっており、初期なじみの際の異常摩耗が少ない。







解説

選択肢(3)が適切です。

スカッフ(ひっかき傷)、スティック(固着)、フラッタ(浮き上がり)は、ピストン・リング異常現象の基本知識です。

(1)スカッフ現象とは、カーボンやスラッジ(燃焼生成物)が固まってリングが動かなくなることをいう。

この選択肢は不適切です。

これは、スティックの説明です。

(2)アンダ・カット型のコンプレッション・リングは、外周下面がカットされた形状になっており、一般にトップ・リングに用いられている。

この選択肢は不適切です。

正しくは、以下の通りです。

アンダ・カット型のコンプレッション・リングは、外周下面がカットされた形状になっており、一般にセカンド・リングに用いられている。

(3)フラッタ現象は、ピストン・リングの拡張力が小さいほど、ピストン・リング幅が厚いほど、また、ピストン速度が速いほど起こりやすい

この選択肢が適切です。

(4)テーパ・フェース型は、しゅう動面が円弧状になっており、初期なじみの際の異常摩耗が少ない。

この選択肢は不適切です。

正しくは、以下の通りです。

バレル・フェース型は、しゅう動面が円弧状になっており、初期なじみの際の異常摩耗が少ない。

テーパ・フェース型のピストン・リングは、しゅう動面がテーパ状になっており、シリンダ壁面と線接触するため、なじみやすく気密性に優れている。
セカンド・リングに用いられます。

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