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2G 登録試験 2017年10月 問題12

スタータ本体の点検に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

アーマチュアの点検では、メガーを用いてコンミュテータとアーマチュア・コア間、コンミュテータとアーマチュア・シャフト間の絶縁抵抗が規定値にあることを確認する。

フィールド・コイルの点検では、メガーを用いてブラシとヨーク間が絶縁されていることを確認する。

ブラシの摩耗の点検では、ブラシ中央部の長さが規定値未満になっていたり、コンミュテータとの接触面に深い傷や破損がある場合は交換する。

オーバランニング・クラッチの点検では、ピニオン・ギヤを駆動方向に回転させたときにロックし、逆方向に回転させたときにスムーズに回転することを確認する。







解説

選択肢(4)が不適切です。

(4)オーバランニング・クラッチの点検では、ピニオン・ギヤを駆動方向に回転させたときにロックし、逆方向に回転させたときにスムーズに回転することを確認する。

正しくは以下の通りです。

オーバランニング・クラッチの点検では、ピニオン・ギヤを駆動方向に回転させたときにスムーズに回転し、逆方向に回転させたときにするロックことを確認する。

モータが回転すると、クラッチを介したピニオン・ギヤは置いて行かれる格好になりますので、結果的に逆方向に回転した場合はオーバランニング・クラッチがロックします。

日本語は、主語を省略可能な言語で、身内同士では大変便利な言語ですが技術を説明するには厄介な言語です。

”ピニオン・ギヤを駆動方向に回転させたとき” とは、モータのトルクが発生する方向を言っているのでしょうか。

回転方向が統一されていないのでこのような表現にしたのでしょうか。

時計回りでスムーズに回転し、反時計回りでロックすることを確認すると、簡単に言えないものでしょうかね。

デジタル時代になろうとも回転するものは、永遠に無くならないので、時計回り・反時計回りが死語になるとも思えないのですが、この言葉をあえて避けたのでしょうか。

独り言でした。

(1)アーマチュアの点検では、メガーを用いてコンミュテータとアーマチュア・コア間、コンミュテータとアーマチュア・シャフト間の絶縁抵抗が規定値にあることを確認する。

この選択肢は、適切です。

(2)フィールド・コイルの点検では、メガーを用いてブラシとヨーク間が絶縁されていることを確認する。

この選択肢も適切です。

(3)ブラシの摩耗の点検では、ブラシ中央部の長さが規定値未満になっていたり、コンミュテータとの接触面に深い傷や破損がある場合は交換する。

この選択肢も適切です。

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