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複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2021年03月 問題32
ガソリンに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(2)が不適切です。
(2)改質ガソリンは、高オクタン価のガソリンを低オクタン価のガソリンに転換したものである。
正しくは以下の通りです。
改質ガソリンは、低オクタン価のガソリンを高オクタン価のガソリンに転換したものである。
余談ですが
最もノッキングしにくいのがイソオクタンIsooctane 別名 2 、2 、4 -トリメチルペンタン;2,2,4-Trimethylpentane というものです。
当サイト管理者は有機化学は苦手です。
イソオクタンは、一般研究用として、通販サイトのモノタロウでも売っています。
そんなに特別なものでもありません。
とりあえずイソオクタンのオクタン価を100としているということだそうです。
ガソリンの成分中最もノッキングしやすいのが n-ヘプタン(n-heptane)です。
別名:へプタン、ノルマルへプタンと呼ばれます。
ヘプタンは、外見は無色の液体で、揮発性があり石油の臭いがします。用途としては、塗料やインキ溶剤、重合溶媒、油脂抽出溶剤、燃焼試験用、洗浄剤などで使われています。消防法上で危険物第4類第1石油類に該当し、労働安全衛生法で名称等を通知すべき危険物及び有害物に指定されています。
n-ヘプタンのオクタン価を0としているということだそうです。
これもモノタロウです。
n-ヘプタンとイソオクタンの混合物中の、イソオクタンの容量%をオクタン価としています。
(1)直留ガソリンは、原油から直接蒸留して得られるガソリンで、オクタン価(65~70)が低く、このままでは、自動車用の燃料としては不適当である。
この選択肢は適切です。
(3)オクタン価は、ガソリン・エンジンの燃料のアンチノック性を示す数値である。
この選択肢も適切です。
(4)分解ガソリンは、灯油及び軽油などを、触媒を用いて化学変化を起こさせて熱分解した後、再蒸留してオクタン価(90~95)を高めている。
この選択肢も適切です。