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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2021年03月 問題19
電動式パワー・ステアリングに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
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解説
選択肢(3)が不適切です。
(3)ラック・アシスト式では、ステアリング・ギヤのピニオン部にトルク・センサ及びモータが取り付けられている。
正しくは以下の通りです。
ラック・アシスト式(ピニオン駆動タイプ)では、ラック部に取り付けられたピニオン(ステアリング・ギヤのピニオンとは別)をモータで回すことにより、ラックに対して補助動力を与える。。
または、
ラック・アシスト式(ラック駆動タイプ)では、ラックそのものに取り付けられたモータによりラックに対して補助動力を与えている。
【Rack assisted electronic power steeringの一例】
ラック・アシスト式(ラック駆動タイプ)電動パワーステアリングは、パワー・アシスト・セクションのラックバーの周囲に同軸に配置された中空シャフトモータを備えています。
このシステムは、ボールねじを介して出力シャフトを直接アシストし、剛性は高く、中型車と大型車の両方に大きな出力を提供します。
選択肢(1)は適切です。
(1)コラム・アシスト式では、ステアリング・シャフトに対してモータの補助動力が与えられる。
選択肢(2)も適切です。
コイルを用いたスリーブ式のトルク・センサは、インプット・シャフトが磁性体でできており、突起状になっている。
選択肢(4)も適切です。
(4)トルク・センサは、操舵力と操舵方向を検出している。