整備士ドットコム
Jidoshaseibishi.com
複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。
Advertisement
2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2019年03月 問題10
半導体に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
Advertisement
解説
選択肢(2)が不適切です。
(2)NAND回路とは、二つの入力が共に“1”のときのみ出力が“1”となる回路をいう。
正しくは、以下の通りです。
NAND回路とは、二つの入力が共に“1”のときのみ出力が“0”なる回路をいう。
(1)NPN型トランジスタのベース電流が2mA、コレクタ電流が200mA流れた場合の電流増幅率は100である。
この選択肢は、適切です。
電流増幅率β=コレクタ電流Ic/ベース電流Ib
=200mA/2mA
=100
ベース電流Ibを入力、コレクタ電流Icを出力とみなし、2mAの入力が200mAになって出力されととらえます。
(3)発振とは、入力に直流の電流を流し、出力で一定周期の交流電流が流れている状態をいう。
この選択肢も適切です。
“発信”と“発振”を間違えそうになりますよね。
発振と人間の心臓みたいなもので、自ら振動源となっているものから出てくる信号です。
(4)LC発振器は、コイルとコンデンサの共振回路を利用し、発振周期を決めている。
この選択肢も適切です。
電気記号で“L”はコイルの意味で用います。
同様に“C”は、コンデンサ、あるいはキャパシタの意味で用います。
コイルLの電磁エネルギーとコンデンサCの静電エネルギーとで、エネルギーのキャッチボールをしたものがLC発振器の振動波形として現れます。