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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2019年03月 問題16
電動式パワー・ステアリングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
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解説
選択肢(1)が適切です。
(1)ホールICを用いたトルク・センサは、インプット・シャフトに多極マグネットを配置し、アウトプット・シャフトにはヨークが配置されている。
(2)トルク・センサにより、ステアリング・ホイールの操舵力のみを検出している。
この選択肢は、不適切です。
正しくは、以下の通りです。
トルク・センサにより、ステアリング・ホイールの操舵力と操舵方向を検出している。
(3)コイルを用いたリング式のトルク・センサでは、インプット・シャフトは磁性体でできており、突起状になっている。
この選択肢も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
コイルを用いたスリーブ式のトルク・センサでは、インプット・シャフトは磁性体でできており、突起状になっている。
(4)ラック・アシスト式では、ステアリング・ギヤのピニオン部にトルク・センサ及びモータが取り付けられている。
この選択肢も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
ラック・アシスト式(ラック駆動タイプ)では、ラックそのものに取り付けられたモータによりラックに対して補助動力を与えている。
2017年(平成29年3月版)の教科書から、トルク・センサにホールICを用いたものが追加されました。