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2G 登録試験 2014年03月 問題03

エンジンの性能に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

熱効率のうち図示熱効率とは、理論サイクルにおいて仕事に変えることのできる熱量と、供給する熱量との割合をいう。

実際にエンジンのクランクシャフトから得られる動力を図示仕事率という。

一般にガソリン・エンジンの体積効率は0.8程度で、体積効率と充てん効率は、平地ではほとんど同じであるが、高山など気圧の低い場所では差が生じる。

平均有効圧力は、行程容積を1サイクルの仕事で除したもので、排気量や作動方式の異なるエンジンの性能を比較する場合などに用いられる。







解説

エンジン編・総論からの出題です。

選択肢(3)が適切です。

(1) 熱効率のうち図示熱効率とは、理論サイクルにおいて仕事に変えることのできる熱量と、供給する熱量との割合をいう。

この選択肢は不適切です。

図示熱効率とは、シリンダ内の作動ガスがピストンに与えた仕事を熱量に変換したものと、供給した熱量との割合をいう。

図示熱効率( ηi )= 図示仕事

総供給熱量

=  Wi

Q

Wi:図示仕事(kJ):作動ガスがピストンに与えた仕事 

Q:総供給熱量(kJ)

(2) 実際にエンジンのクランクシャフトから得られる動力を図示仕事率という。

この選択肢も、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

実際にエンジンのクランクシャフトから得られる動力を正味仕事率または軸出力といいます。

(3) 一般にガソリン・エンジンの体積効率は0.8程度で、体積効率と充てん効率は、平地ではほとんど同じであるが、高山など気圧の低い場所では差が生じる。

この選択肢は適切です。

充てん効率の計算式は、標準状態の温度・圧力を用いますが、体積効率は測定時の温度・圧力を用います。

(4)平均有効圧力は、行程容積を1サイクルの仕事で除したもので、排気量や作動方式の異なるエンジンの性能を比較する場合などに用いられる。

この選択肢は不適切です。

平均有効圧力は、1サイクルの仕事を行程容積で除したもので、排気量や作動方式の異なるエンジンの性能を比較する場合などに用いられます。

三つの平均有効圧力

理論平均有効圧力

図示平均有効圧力

正味平均有効圧力

2G 登録試験 2011年10月 問題04

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