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2G 登録試験 2014年03月 問題27

外部診断器(スキャン・ツール)に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

外部診断器は、ダイアグノーシス・コードを読み取り、画面表示することができる。

外部診断器でダイアグノーシス・コードの消去を行うと、ダイアグノーシス・コードとフリーズ・フレーム・データが消去されるため、時計やラジオの再設定が必要となる。

フリーズ・フレーム・データには、故障時の制御データの値が記憶されている。

ダイアグノーシス・コードは、ISO及びSAE(アメリカ自動車技術会)の規格に準拠した表示となっている。







解説

選択肢(2)が不適切です。

シャシ編・電気装置・外部診断器の活用からの出題です。

(1) 外部診断器は、ダイアグノーシス・コードを読み取り、画面表示することができる。

この選択肢は適切です。

外部診断器DST-2(デンソー)

(2) 外部診断器でダイアグノーシス・コードの消去を行うと、ダイアグノーシス・コードとフリーズ・フレーム・データが消去されるため、時計やラジオの再設定が必要となる。

この選択肢が、不適切です。

従来のヒューズを抜く、バッテリのマイナス端子を外すというダイアグノーシス・コードの消去方法では、学習値まで消去されてしまいますが、外部診断器でコードの消去を行うと、ダイアグノーシス・コードとフリーズ・フレーム・データのみが消去され、二次的な時計、ラジオ等の再設定の必要がないというメリットがあります。

(3) フリーズ・フレーム・データには、故障時の制御データの値が記憶されている。

この選択肢は適切です。

(4)ダイアグノーシス・コードは、ISO及びSAE(アメリカ自動車技術会)の規格に準拠した表示となっている。

この選択肢は適切です。

HDM3000(日立モバイル)


外部診断器の基本機能

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