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2G 登録試験 2014年03月 問題02
コンロッド・ベアリングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
解説
エンジン編・エンジン本体からの出題です。
選択肢(3)が適切です。
(1) すずの含有率の低いアルミニウム合金メタルは、すずの含有率の高いものに比べて、熱膨張率が大きいので、オイル・クリアランスを大きくする必要がある。
この選択肢は不適切です。
すずの含有率の高いアルミニウム合金メタルは耐摩耗性に優れているが、熱膨張率が大きいので、オイル・クリアランスを大きくとる必要があります。
(2) クラッシュ・ハイトが小さ過ぎると、ベアリングにたわみが生じて局部的に荷重が掛かるので、ベアリングの早期疲労や破損の原因となる。
この選択肢も、不適切です。
クラッシュ・ハイトとは、ベアリングの締め代となるもので、クラッシュ・ハイトが大き過ぎると、ベアリングにたわみが生じて局部的に荷重が掛かるので、ベアリングの早期疲労や破損の原因となる。
(3) コンロッド・ベアリングに要求される性質のうち耐疲労性とは、ベアリングに繰り返し荷重が加えられても、その機械的性質が変化しにくい性質をいう。
この選択肢は適切です。
コンロッド・ベアリングなどのように力の方向が変化する場合は、耐疲労性が重要です。
(4)トリメタル(三層メタル)は、アルミニウムに10~20%のすずを加えた合金である。
この選択肢は不適切です。
トリメタルは、銅に20~30%の鉛を加えた合金を鋼製裏金に焼結し、その上に鉛とすずの合金または鉛とインジウムの合金をめっきしたものです。
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