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2G 登録試験 2014年03月 問題08
全流ろ過圧送式の潤滑装置に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(3)が不適切です。
エンジン編・エンジン本体からの出題です。
(1) エンジン・オイルは、油温が125~130℃以上になると急激に潤滑性を失う。
この選択肢は適切です。
普通、オイルとしては、90℃を超えないことが望ましいですが、これ以上に油温が上昇するようなエンジンには、オイル・クーラを装着してオイルの冷却を行います。
(2) トロコイド式オイル・ポンプに設けられたリリーフ・バルブは、エンジン回転速度が上昇して油圧が規定値になると、バルブが開き、オイルの一部をオイル・パンにに戻して油圧を制御している。
この選択肢も、適切です。
オイル・ポンプで加えられる油圧は、オイル・ポンプに取り付けられているリリーフ・バルブにより、常に規定値に保つように制御されています。
(3) オイル・フィルタは、オイル・ストレーナとオイル・ポンプの間に設けられている。
この選択肢が不適切です。
オイル・パン内のオイルは、オイル・ストレーナからオイル・ポンプにより吸い上げられ、オイル・フィルタでろ過された後、オイル・ギャラリに圧送されます。
(4)一般にオイル・クーラには、オイルが流れる通路と冷却水が流れる通路を交互に数段積み重ねて一体化した水冷式が用いられている。
この選択肢は適切です。
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