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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2014年03月 問題26

ブレーキ装置に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

フェードとは,降坂時の連続的制動などの際に、ブレーキ・ライニングが過熱して、材質が一時的に変化し、摩擦係数が下がり、ブレーキの効きが悪くなる現象をいう。

ベーパ・ロックとは、ブレーキ液が沸騰して配管内及びマスタ・シリンダやホイール・シリンダなどに気泡が生じ、ブレーキの効きが著しく悪くなる現象をいう。

ディスク式ブレーキは、ドラム式ブレーキと比較して放熱効果がよい。

ブレーキ液の沸点は、水分の吸収に大きく左右され、水分が吸収されるほど上昇する。



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解説

選択肢(4)が不適切です。

シャシ編・ブレーキ装置からの出題です。

(1) フェードとは,降坂時の連続的制動などの際に、ブレーキ・ライニングが過熱して、材質が一時的に変化し、摩擦係数が下がり、ブレーキの効きが悪くなる現象をいう。

この選択肢は適切です。

過熱によりブレーキの効きが悪くなる現象をブレーキのフェード現象といいます。

(2) ベーパ・ロックとは、ブレーキ液が沸騰して配管内及びマスタ・シリンダやホイール・シリンダなどに気泡が生じ、ブレーキの効きが著しく悪くなる現象をいう。

この選択肢も適切です。

気泡ができたため規定の圧力を伝達できなくなり、ブレーキの効きが悪くなる現象をブレーキのベーパ・ロックといいます。

余談ですが、気泡によりペダルを踏んでも反動を感じない現象をスポンジ現象といいます。

(3) ディスク式ブレーキは、ドラム式ブレーキと比較して放熱効果がよい。

この選択肢も適切です。

ディスク式ブレーキは、ドラム式ブレーキに比べて放熱効果がよいためブレーキのフェード現象が少ない。

(4)ブレーキ液の沸点は、水分の吸収に大きく左右され、水分が吸収されるほど上昇する。

この選択肢が不適切です。

正しくは以下の通りです。

ブレーキ液の沸点は、水分の吸収に大きく左右され、水分が吸収されるほど低下する。

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ブレーキ液(brake fluid)

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