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2G 登録試験 2014年10月 問題14
図に示す4気筒エンジンの電圧制御式のインジェクタの駆動回路に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(3)が不適切です。
エンジン編・電子制御装置からの出題です。
(1)バッテリからの電圧は、イグニション・スイッチからメーン・リレー、インジェクタ、コントロール・ユニットまで加わっている。
この選択肢は、適切です。
バッテリ電圧は、
イグニション・スイッチ
↓
メーン・リレー
↓
インジェクタ
↓
コントロール・ユニット（トランジスタのコレクタ端子）
とこれらは、直列接続の形をしています。
4つのインジェクタの接続方式は、並列接続になっていますので、出題者は、うっかり並列接続と判断しひっかかると思ったのですかネ。
(2)インジェクタへの通電時間の長短によって燃料噴射量を制御している。
この選択肢は、適切です。
インジェクタの燃料噴射量は、通電時間制御です。
(3)グループ噴射の駆動回路を示している。
この選択肢は、不適切です。
図の回路は、全気筒同時噴射です。
インジェクタが4つあるのに対し、コントロールを行うトランジスタが一つしかありません。
いわゆる昔のタイプです。
排気行程中であるにも関わらず、インジェクタが燃料を噴射するため、無駄なことをしていたわけであります。
いまじゃ信じられないようなことをしていたのです。
電子機器が高価なため、トランジスタの数をケチっていました。もっと昔になると、機械である車を電子部品に任せて大丈夫かと機械屋さんから心配事がでたもんです。
余談でした。
(4)マイクロ・コンピュータからの噴射信号により、パワー・トランジスタ(Tr1)がONし、インジェクタの1～4が駆動されて燃料を全気筒同時に噴射する。
この選択肢は適切です。
【インジェクタのイメージ画像】
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