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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2014年10月 問題13

2G 登録試験 2014年10月 問題13

スター結線式オルタネータに関する次の文章の(イ)~(ハ)に当てはまるものとして、下の組み合わせのうち、適切なものはどれか。

中性点ダイオード付きオルタネータは、中性点電圧が出力電圧を超えたとき、及び中性点電圧がアース電圧を下回ったときの電圧(交流分)を(イ)に加算し、(ロ)における(ハ)の増加を図っている。

(イ) (ロ) (ハ)
直流出力 低速回転時 出力電流
直流出力 高速回転時 出力電流
交流出力 高速回転時 出力電圧
交流出力 低速回転時 出力電圧

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解説

選択肢(2)が適切です。


エンジン編・電気装置からの出題です。

中性点ダイオード付きオルタネータは、中性点電圧が出力電圧を超えたとき、及び中性点電圧がアース電圧を下回ったときの電圧(交流分)を(イ:直流出力)に加算し、(ロ:高速回転時)における(ハ:出力電流)の増加を図っている。

中性点ダイオード付きオルタネータは、スター結線式オルタネータの中性点の電圧変動を直流出力に加算するため、中性点と出力端子の間にダイオードを2個追加して、高速回転時における出力アップを図っています。

ロータ・コイルから発する磁力線を高速で回転するとステータ・コイルに大きな誘導起電力が発生します。

高速回転するほど第3高周波により顕著に大きな電圧が発生します。

(第3高周波といってもさっぱり分かりませんが、そういうものがあるんだなと学習の大勢に影響がない場合にはあえてこだわらずとりあえず受け入れておくこと(さらっと流す)が学習のポイントです。)

綺麗な正弦波で発電していれば、なにも問題は起こりませんが、

発電電圧は、どうしても歪んでいます。

歪があるということは、純粋な正弦波以外の高周波が含まれているということです。

ロータ・コイルとステータ・コイル等、磁気でできた回路を磁気回路といいます。

これらはある意味まともな正弦波は発生しませんので仕方ないことです。

逆に歪んだ波形だからこそ、低回転ではおとなしくしていた第3高調波が高速回転では、大きな電圧波形となって表れてくるのです。

せっかく発電されてるのだからもったいないのでこれをエネルギーとしていただきましょうというのがこの回路の特徴です。


【オルタネータのイメージ画像】

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