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2G 登録試験 2014年10月 問題16
油圧式パワー・ステアリングのベーン型オイル・ポンプに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(4)が不適切です。
シャシ編・ステアリング装置からの出題です。
(1)ハンドルの操舵抵抗が大きくなるとオイル・ポンプの吐出圧力(負荷)も増大する。
この選択肢は、適切です。
何とも中途半端な設問のように思えます。
ホイールが障害物に当たった状態でさらにハンドルを回すとオイルポンプが壊れますから、プレッシャ・リリーフ・バルブがありますよという話の前提文です。
(2)吐出圧力により軸受に掛かる荷重が平均化されるので、バランス型オイル・ポンプとも呼ばれている。
この選択肢も適切です。
吸入口、吐出口が回転軸に対して対称位置にそれぞれ2箇所設けてあり、1回転当たり2回分のポンプ作用を行うため吐出圧力により軸受に掛かる荷重が平均化されるので、バランス型オイル・ポンプとも呼ばれております。
(3)規定値以上の送油量及び送油圧力にならないように、フロー・コントロール・バルブ及びプレッシャ・リリーフ・バルブを備えている。
この選択肢も適切です。
(4)オイル・ポンプの吐出量が規定値以上になると、オイル・ポンプからのオイルはすべてコントロール・バルブへ送られる。
この選択肢が不適切です。
正しくは以下の通りです。
オイル・ポンプの吐出量が規定値以上になると、オイル・ポンプからのオイルはフロー・コントロール・バルブによってリザーバ・タンクにへ送られます。
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