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2G 登録試験 2014年10月 問題15

鉛バッテリを普通充電電流で完全に充電されるまでの経過状態によって行う点検に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

充電開始から30分後の電圧が、12.6V以下の場合には、内部ショートやサルフェーションの疑いがある。

充電終期のガスの発生が、全セルともほぼ同様に発生している場合は、一部のセルに内部ショートの疑いがある。

充電終期の端子電圧が、15.0V以上であれば良好であるが、15.0未満の場合は、内部ショートや不純物の混入の疑いがある。

充電終期の電解液の比重が、1.270(20℃)以上あれば良好であるが、1.240(20℃)以下の場合は、サルフェーション又はショートの疑いがある。







解説

選択肢(2)が不適切です。

エンジン編・電気装置・バッテリからの出題です。

(1) 充電開始から30分後の電圧が、12.6V以下の場合には、内部ショートやサルフェーションの疑いがある。

この選択肢は適切です。

十分に充電しても、電圧が上がらないのであれば、内部ショート、サルフェーションが起こっていることも考えられます。

(2) 充電終期のガスの発生が、全セルともほぼ同様に発生している場合は、一部のセルに内部ショートの疑いがある。

この選択肢が、不適切です。

読んだだけで、へんてこりんな選択肢だと感じた方もいらっしゃったと思われます。

正しくは、以下の通りです。

充電終期のガスの発生が、全セルとも、ほぼ、同様に発生していれば良好です。

特定のセルのみが、ガスの発生が非常に少ない場合には、内部ショートの疑いがあります。

この状態では、そのセルの比重は、他のセルより0.04以上低いです。

(3) 電終期の端子電圧が、15.0V以上であれば良好であるが、15.0未満の場合は、内部ショートや不純物の混入の疑いがある。

この選択肢は適切です。

(4)充電終期の電解液の比重が、1.270(20℃)以上あれば良好であるが、1.240(20℃)以下の場合は、サルフェーション又はショートの疑いがある。

この選択肢は適切です。

これはとても重要なバッテリ点検です。

めんどくさいと思わないで、すべてのキャップを外して調べなければなりません

2014年03月 登録試験 問題15

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バッテリの自己放電量

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