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2G 登録試験 2014年10月 問題20
CAN通信システムに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(1)が適切です。
シャシ編・電気装置からの出題です。
(1) CAN_H、CAN_L とも2.5Vの状態をレセシブとよび、 CAN_H が3.5V、CAN_L が1.5Vの状態をドミナントとよんでいる。
この選択肢は適切です。
CAN(Controller Area Network)用語は分かりにくいですね。
CANでのデータ伝達は、デジタル方式で行われます。
送信されるデータは情報の形としては“0”と“1”の2 進数に変換され、バスに送信されます。
CANでは、送信される2進数データの“0”を「ドミナント」、“1”を「レセシブ」と表します。
ドミナントは“優性”、レセシブは“劣性”の意味で、ドミナントとレセシブが別のノードから同時に送信された場合は、ドミナントが優先されます。
(2)CAN通信システムは、CANバス上のデータを必要とする複数のECUが同時にデータ・フレームを受信することができない。
この選択肢は不適切です。
正しくは以下の通りです。
CAN通信システムは、CANバス上のデータを必要とする複数のECUが同時にデータ・フレームを受信することができる。
(3)バス・オフ状態とは、エラーを感知した結果、リカバリが実行され、エラーが解消されて通信を再開した状態をいう。
この選択肢も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
バス・オフ状態とは、エラーを感知した結果、リカバリが実行され、エラーが解消されず通信を停止した状態をいう。
(4)一端の終端抵抗が破損すると、通信はそのまま継続され、耐ノイズ性にも影響はないが、ダイアグノーシス・コードが出力されることがある。
この選択肢も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
一端の終端抵抗が破損すると、通信はそのまま継続され、耐ノイズ性が低下する。
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