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2G 登録試験 2014年10月 問題03
コンロッド・ベアリングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(1)が適切です。
エンジン編・エンジン本体からの出題です。
(1) トリメタル(三層メタル)は、鋼製裏金にケルメット・メタルを焼結し、その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたものである。
この選択肢は適切です。
トリメタル(tri-metal)は、メインメタルやコンロッドベアリングなどの高い荷重を受ける部分に使用され、一般に半割り型のプレーンベアリング(基礎自動車工学p63)として用いられています。
(2) アルミニウム合金メタルは、アルミニウムに40~50%のすずを加えた合金である。
この選択肢は、不適切です。
正しくは、以下の通りです。
アルミニウム合金メタルは、アルミニウムに10~20%のすずを加えた合金である。
(3) クラッシュ・ハイトが大き過ぎると、ベアリング・ハウジングとベアリングの裏金との密着が悪くなり、熱伝導が不良となるので焼き付きなどを起こす原因となる。
この選択肢はも不適切です。
正しくは、以下の通りです。
クラッシュ・ハイトが小さ過ぎると、ベアリング・ハウジングとベアリングの裏金との密着が悪くなり、熱伝導が不良となるので焼き付きなどを起こす原因となる。
(4)アルミニウム合金メタルで、すずの含有率の低いものは、高いものに比べてオイル・クリアランスを大きくとる必要がある。
この選択肢も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
アルミニウム合金メタルで、すずの含有率の高いものは、低いものに比べてオイル・クリアランスを大きくとる必要がある。
このタイプの問題は、高低入れ替えパターンの典型的な例ですね。
【ピストン系のイメージ画像】
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