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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2015年10月 問題05

吸排気装置における過給機に関する記述として、適切なものはどれか。

ルーツ式のスーパ・チャージャでは、過給圧が高くなって規定値以上になると、過給圧の一部を排気側へ逃がし、過給圧を規定値に制御するエア・バイパス・バルブが設けられている。

一般に、ターボ・チャージャに用いられているフル・フローティング・ベアリングの周速は、シャフト周速と同じである。

スーパ・チャージャの特徴は、駆動機構が機械的なため作動遅れは小さいが、各部のクリアランスからの圧縮漏れや回転速度の増加と共に駆動損失も増大するなどの効率の低下がある。

ターボ・チャージャは、過給圧が高くなって規定値以上になると、ウエスト・ゲート・バルブが閉じて、排気ガスの一部がタービン・ホイールをバイパスして排気系統へ流れる。


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解説

選択肢(3)が適切です。

エンジン編・吸排気装置からの出題です。

(1)ルーツ式のスーパ・チャージャでは、過給圧が高くなって規定値以上になると、過給圧の一部を排気側へ逃がし、過給圧を規定値に制御するエア・バイパス・バルブが設けられている。

不適切です。

正しくは以下の通りです。

ルーツ式のスーパ・チャージャでは、過給圧が高くなって規定値以上になると、過給圧の一部を吸入側へ逃がし、過給圧を規定値に制御するエア・バイパス・バルブが設けられている。

(2)一般に、ターボ・チャージャに用いられているフル・フローティング・ベアリングの周速は、シャフト周速と同じである。

不適切です。

正しくは以下の通りです。

一般に、ターボ・チャージャに用いられているフル・フローティング・ベアリングの周速は、シャフト周速の約半分となる。

(3)スーパ・チャージャの特徴は、駆動機構が機械的なため作動遅れは小さいが、各部のクリアランスからの圧縮漏れや回転速度の増加と共に駆動損失も増大するなどの効率の低下がある。

適切です。

(4) ターボ・チャージャは、過給圧が高くなって規定値以上になると、ウエスト・ゲート・バルブが閉じて、排気ガスの一部がタービン・ホイールをバイパスして排気系統へ流れる。

不適切です。

正しくは以下の通りです。

ターボ・チャージャは、過給圧が高くなって規定値以上になると、ウエスト・ゲート・バルブが開いて、排気ガスの一部がタービン・ホイールをバイパスして排気系統へ流れる。

2G 登録試験 2012年10月 問題05

2G 登録試験 2011年03月 問題06

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