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2G 登録試験 2015年10月 問題10

半導体に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

CR発振器は、コイルとコンデンサの共振回路を利用し、発振周期を決めている。

NPN型トランジスタのベース電流が2mA、コレクタ電流が200mA流れた場合の電流増幅率は100である。

NAND回路とは、二つの入力のAとBが共に”1”のときのみ出力が”1”となる回路をいう。

発振とは、入力に一定周期の交流電流を流し、出力で直流電流が流れている状態をいう。





解説

選択肢(2)が適切です。

エンジン編・電気装置からの出題です。

(1)CR発振器は、コイルとコンデンサの共振回路を利用し、発振周期を決めている。

不適切です。

正しくは以下の通りです。

CR発振器は、コンデンサと抵抗器を用い、コンデンサの放電時間で発振周期を決めている。

"共振回路"という場合は、LとCのみの回路をいいます。

したがって、CR回路は共振回路ではありません。

(2)NPN型トランジスタのベース電流が2mA、コレクタ電流が200mA流れた場合の電流増幅率は100である。

適切です。

正しい理由ですが、電流増幅率とは、コレクタ電流はベース電流の何倍であるかという意味ですので、計算しますと 200mA/2mA=100[倍]

比ですので単位がなく、100ということになります。

(3)NAND回路とは、二つの入力のAとBが共に”1”のときのみ出力が”1”となる回路をいう。

不適切です。

NAND回路は AND+NOT ですので、”1”と”1”がAND回路に入り結果は"1"となりますから、これをNOT(否定・反転)させると、"0"になります。

(4)発振とは、入力に一定周期の交流電流を流し、出力で直流電流が流れている状態をいう。

不適切です。

発振現象は、何もない状態から振動波形が生じることです。

すなわち、振動波形とは、交流信号です。

わかりやすく説明するために、入力に直流を入れたら出力に交流が出てくることを発振と言ったりしてブラックボックス的な扱いをしますが、説明が難しいものの一つだと思います。

2G 登録試験 2011年10月 問題14

LC発振回路問題

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