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2G 登録試験 2015年10月 問題26
差動制限型ディファレンシャルに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(1)が適切です。
シャシ編・動力伝達装置からの出題です。
(1)摩擦式で左右輪の回転速度に差が生じた場合、高回転時側から低回転側に駆動力が伝えられ、低回転側に大きな駆動力が発生する。
適切です。
差動制限型ディファレンシャルは、ディファレンシャル・リミッティング・デバイスともよばれ、片側駆動輪のスピンを防止し安定な走行をさせるために、左右輪の回転差を自動的にある程度以下に制限するものです。
泥道ではディファレンシャル・ロッキング・ディバイスにより、差動を一時中止して左右駆動輪を一体に回転させます。
(2)摩擦式は、ディファレンシャル・ケース内のサイド・ギヤとピニオンにスパイラル・ベベル・ギヤを用いている。
不適切です。
摩擦式は、ディファレンシャル・ケース内のサイド・ギヤとピニオンにヘリカル・ギヤを用いている。
(3)粘性式の差動制限力の発生は、主にピニオンの歯先とディファレンシャル・ケース内周面との摩擦により行っている。
不適切です。
摩擦式の差動制限力の発生は、主にピニオンの歯先とディファレンシャル・ケース内周面との摩擦により行っている。
(4)粘性式に用いられているピスカス・カップリングは、インナ・プレートとアウタ・プレートの差動回転速度が小さいほど大きなビスカス・トルクが発生する。
不適切です。
粘性式に用いられているピスカス・カップリングは、インナ・プレートとアウタ・プレートの差動回転速度が大きいほど大きなビスカス・トルクが発生する。
伝達されるトルクは、入力軸と出力軸が同一回転数ではほとんど 0 ですが、回転差に応じて大きなトルクを伝達できる。
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