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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2015年10月 問題01

エンジンの性能に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

実際にエンジンのクランクシャフトから得られる動力を図示仕事率という。

熱効率のうち図示熱効率とは、理論サイクルにおいて仕事に変えることのできる熱量と、供給する熱量との割合をいう。

平均有効圧力は、行程容量を1サイクルの仕事で除したもので、排気量や作動方式の異なるエンジンの性能を比較する場合などに用いられる。

一般にガソリン・エンジンの体積効率は0.8程度で、体積効率と充てん効率は、平地ではほとんど同じであるが、高山など気圧の低い場所では差が生じる。


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解説

エンジン編・総論からの出題です。


選択肢(4)が適切です。

(1)実際にエンジンのクランクシャフトから得られる動力を図示仕事率という。

不適切です。

正しくは以下の通りです。

実際にエンジンのクランクシャフトからえられる動力を正味仕事率又は軸出力という。

この内燃機関工学は用語が難しいと思います。

受験対策だと思って割り切って素直に記憶しましょう。

(2)熱効率のうち図示熱効率とは、理論サイクルにおいて仕事に変えることのできる熱量と、供給する熱量との割合をいう。

不適切です。

正しくは以下の通りです。

図示熱効率とは、シリンダ内の作動ガスがピストンに与えた仕事を熱量に換算したものと、供給した熱量との割合をいう

図示仕事とは、作動ガスがピストンに与えた仕事のことをいいます。

図示仕事は指圧線図から求めることができます。

(3)平均有効圧力は、行程容量を1サイクルの仕事で除したもので、排気量や作動方式の異なるエンジンの性能を比較する場合などに用いられる。

不適切です。

正しくは以下の通りです。

平均有効圧力は、1サイクルの仕事行程容量で除したもので、排気量や作動方式の異なるエンジンの性能を比較する場合などに用いられる。

(4) 一般にガソリン・エンジンの体積効率は0.8程度で、体積効率と充てん効率は、平地ではほとんど同じであるが、高山など気圧の低い場所では差が生じる。

この選択肢が適切です。

充てん効率は、標準状態での値ですから変わりませんが、体積効率は実際の外気条件で変化しますので、単純に気圧が低くなような場所では低下します。

2G 登録試験 2014年03月 問題03

2G 登録試験 2011年10月 問題04

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