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2G 登録試験 2015年10月 問題11

電子制御式燃料噴射装置に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

インジェクタの噴射信号がONになり、電流が流れ始めてインジェクタが完全に駆動されるまでの燃料が噴射されていない時間を無効噴射時間(無効駆動時間)という。

高抵抗型インジェクタでは、寿命を長く保つために、ソレノイド・コイルに抵抗の大きい導線を使用し、電流を小さくして発熱を防止している。

Dジェトロニック方式の基本噴射時間は、エア・フロー・メータで検出した吸入空気量と、クランク角センサにより検出したエンジン回転速度によって決定される。

吸気温度補正は、吸入空気温度の違いによる吸入空気密度の差から空燃比のいずれが生じるため、吸気温センサからの信号により噴射量を補正する。







解説

選択肢(3)が不適切です。

エンジン編・電子制御装置からの出題です。

(1)インジェクタの噴射信号がONになり、電流が流れ始めてインジェクタが完全に駆動されるまでの燃料が噴射されていない時間を無効噴射時間(無効駆動時間)という。

この選択肢は、適切です。

(2)高抵抗型インジェクタでは、寿命を長く保つために、ソレノイド・コイルに抵抗の大きい導線を使用し、電流を小さくして発熱を防止している。

この選択肢も、適切です。

多くの電流を流せは強い力が発生しますが、エネルギー損失の i2×R (ジュール熱)が出てしまうというトレードオフの関係にあり電流量のさじ加減は難しいものです。

(3)Dジェトロニック方式の基本噴射時間は、エア・フロー・メータで検出した吸入空気量と、クランク角センサにより検出したエンジン回転速度によって決定される。

この選択肢が不適切です。

正しくは以下の通りです。

Lジェトロニック方式の基本噴射時間は、エア・フロー・メータで検出した吸入空気量と、クランク角センサにより検出したエンジン回転速度によって決定される。

(4)吸気温度補正は、吸入空気温度の違いによる吸入空気密度の差から空燃比のいずれが生じるため、吸気温センサからの信号により噴射量を補正する。

この選択肢は、適切です。

夏場、冬場で外気温の違いで空気密度が違ってきますので、吸気温センサの情報も加味して補正します。

2G 登録試験 2012年03月 問題02

2G 登録試験 2011年10月 問題11

始動時噴射時間

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