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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2020年03月 問題05

吸排気装置における過給機に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

ターボ・チャージャは、小型軽量で取り付け位置の自由度は高いが、排気エネルギの小さい低速回転域からの立ち上がりに遅れが生じ易い。

2葉ルーツ式のスーパ・チャージャには、過給圧が高くなって規定値以上になると、過給圧の一部を排気側へ逃がし、過給圧を規定値に制御するエア・バイパス・バルブが設けられている。

2葉ルーツ式のスーパ・チャージャでは、ロータ1回転につき2回の吸入・吐出が行われる。

一般に、ターボ・チャージャに用いられているフル・フローティング・ベアリングの周速は、シャフトの周速と同じである。


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解説

選択肢(1)が適切です。

(1)ターボ・チャージャは、小型軽量で取り付け位置の自由度は高いが、排気エネルギの小さい低速回転域からの立ち上がりに遅れが生じ易い。

ターボ・チャージャは、エンジンの排気ガスを動力としてタービン・ホイールを回し、コンプレッサ・ホイールで圧縮した空気をシリンダに送り込む装置です。

ターボ・チャージャが十分な過給圧を発揮するためには、ある程度のエンジン回転数が必要になります。

したがって、低回転からアクセルを踏んで、ターボ・チャージャの効果が出る回転数になるまでは若干のラグがあり、これが一般的にターボ・ラグといわれています。

ただし、最近のくるまでは、ターボ・ラグは改善されてきているようです。

(2)2葉ルーツ式のスーパ・チャージャには、過給圧が高くなって規定値以上になると、過給圧の一部を排気側へ逃がし、過給圧を規定値に制御するエア・バイパス・バルブが設けられている。

この選択肢は、不適切です。

正しくは以下の通りです

2葉ルーツ式のスーパ・チャージャには、過給圧が高くなって規定値以上になると、過給圧の一部を吸入側へ逃がし、過給圧を規定値に制御するエア・バイパス・バルブが設けられている。

(3)2葉ルーツ式のスーパ・チャージャでは、ロータ1回転につき2回の吸入・吐出が行われる。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです

2葉ルーツ式のスーパ・チャージャでは、ロータ1回転につき4回の吸入・吐出が行われる。

(4)一般に、ターボ・チャージャに用いられているフル・フローティング・ベアリングの周速は、シャフトの周速と同じである。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです

一般に、ターボ・チャージャに用いられているフル・フローティング・ベアリングの周速は、シャフトの周速の約半分である。

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