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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2020年03月 問題06
ピストン及びピストン・リングに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
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解説
選択肢(4)が不適切です。
(4)アルミニウム合金ピストンのうち、高けい素アルミニウム合金ピストンよりシリコンの含有量が多いものをローエックス・ピストンと呼んでいる。
正しくは以下の通りです
アルミニウム合金ピストンのうち、高けい素アルミニウム合金ピストンよりシリコンの含有量が少ないものをローエックス・ピストンと呼んでいる。
ローエック・スピストンとは、ニッケルやシリコンなどを混合しているアルミニウム合金ピストンのことであり、そのうち、特にシリコンの含有量が少ないものに対して主に使用される呼称です。
なお、熱伝導性や耐摩擦性に優れ、熱膨張係数が比較的小さいという特徴があります。
ローエック、Lo‐Exの名はlow expansion coefficient(低膨張率)に由来。
(1)コンプレッション・リングは、シリンダ壁面とピストンとの間の気密を保つ働きと、燃焼によりピストンが受ける熱をシリンダに伝える役目をしている。
この選択肢は、適切です。
気密と熱伝導が役目です。
(2)ピストン・ヘッド部には、圧縮圧力を高めるため、バルブの逃げを設けている。
この選択肢も適切です。
(3)バレル・フェース型のコンプレッション・リングは、しゅう動面が円弧状になっており、初期なじみの際の異常摩耗が少ない。
この選択肢も適切です。