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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2018年03月 問題01

鋼の熱処理に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

浸炭とは、鋼の表面層に炭素を染み込ませ軟化させる操作をいう。

焼き戻しとは、焼き入れした鋼をある温度まで加熟した後、徐々に冷却する操作をいう。

高周波焼き入れとは、高周波電流で鋼の表面層から内部まで全体を加熱処理する焼き入れ操作をいう。

窒化とは、鋼を浸炭剤の中で焼き入れ、焼き戻し操作を行う加熱処理をいう。


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解説

選択肢(2)が適切です。

(2)焼き戻しとは、焼き入れした鋼をある温度まで加熟した後、徐々に冷却する操作をいう。

焼き戻しとは、焼き入れによるもろさを緩和し、粘り強さを増すため、ある温度まで加熟した後、徐々に冷却する操作をいう。

(1)浸炭とは、鋼の表面層に炭素を染み込ませ軟化させる操作をいう。

この選択肢は不適切です。

正しくは以下の通りです。

窒化とは、鋼の表面層に炭素を染み込ませ軟化させる操作をいう。

(3)高周波焼き入れとは、高周波電流で鋼の表面層から内部まで全体を加熱処理する焼き入れ操作をいう。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです。

高周波焼き入れとは、高周波電流で鋼の表面層を加熱処理する焼き入れ操作をいう。

【例:クランクシャフトの高周波焼入れ(Induction hardening)】
高周波焼入れの典型的応用例は、クランク・シャフト、カム・シャフト、コネクティング・ロッド、ギヤさらにシリンダなどです。

火炎焼入れ(flame hardening)とはバーナーで炎を鋼や合金鋼製の材料やワーク(加工物)に吹付けて硬化させる表面熱処理です。

(4)窒化とは、鋼を浸炭剤の中で焼き入れ、焼き戻し操作を行う加熱処理をいう。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです。

浸炭とは、鋼を浸炭剤の中で焼き入れ、焼き戻し操作を行う加熱処理をいう。

2G 登録試験 2018年03月 問題34

2G 登録試験 2015年10月 問題33

2G 登録試験 2014年03月 問題34

材料の熱処理

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