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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2018年03月 問題02
コンロッド・ベアリングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
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解説
選択肢(2)が適切です。
(2)クラッシュ・ハイトが大き過ぎると、ベアリングにたわみが生じて局部的に荷重が掛かるので、ベアリングの早期疲労や破損の原因となる。
クラッシュ・ハイト(crush height)は、緊迫力をもたせるためのつぶし代のことです。
クラッシュ・ハイトが大き過ぎると、ベアリングが波打って締めつけられて早期破損の原因になります。
逆にクラッシュ・ハイトが小さ過ぎると、ベアリングの密着が不足して熱伝導が不良となりクランクシャフトが焼きつきます。
(1)トリメタル(三層メタル)は、アルミニウムに10~20%のすずを加えた合金である。
この選択肢は不適切です。
正しくは以下の通りです。
アルミニウム合金メタルは、アルミニウムに10~20%のすずを加えた合金である。
(3)アルミニウム合金メタルで、すずの含有率の低いものは、熱膨張率が大きいのでオイル・クリアランスを大きくとる必要がある。
この選択肢は不適切です。
正しくは以下の通りです。
アルミニウム合金メタルで、すずの含有率の高いものは、熱膨張率が大きいのでオイル・クリアランスを大きくとる必要がある。
(4)コンロッド・ベアリングに要求される性質のうち耐疲労性とは、異物などをベアリングの表面に埋め込んでしまう性質をいう。
この選択肢は不適切です。
正しくは以下の通りです。
コンロッド・ベアリングに要求される性質のうち埋没性とは、異物などをベアリングの表面に埋め込んでしまう性質をいう。
あるいは、
コンロッド・ベアリングに要求される性質のうち耐疲労性とは、ベアリングに繰り返し荷重が加えられても、その機械的性質が変化しにくい性質をいう。