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2G 登録試験 2018年03月 問題10

吸排気装置におけるターボ・チャージャ及びインタ・クーラに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

ターボ・チャージャに用いられているフル・フローティング・ベアリングは、シャフトの周速と同じ速度で回転する。

インタ・クーラは、圧縮された空気を冷却して温度を下げ、空気密度を低くすることで過給機本来の充填効率の向上維持を補完する装置である。

ターボ・チャージャは、過給圧が高くなって規定値以上になると、ウエスト・ゲート・バルブが閉じて、排気ガスの一部がタービン・ホイールをバイパスして排気系統へ流れる。

ターボ・チャージャは、排気ガスでタービン・ホイールが回されることにより同軸上のコンプレッサ・ホイールが回転し、圧縮した吸入空気をシリンダへ送る。







解説

選択肢(4)が適切です。

(4)ターボ・チャージャは、排気ガスでタービン・ホイールが回されることにより同軸上のコンプレッサ・ホイールが回転し、圧縮した吸入空気をシリンダへ送る。

下の図で構造を確認しましょう。

図はボール・ベアリングタイプのものです。

(1)ターボ・チャージャに用いられているフル・フローティング・ベアリングは、シャフトの周速と同じ速度で回転する。

この選択肢は不適切です。

正しくは以下の通りです。

ターボ・チャージャに用いられているフル・フローティング・ベアリングは、シャフトの周速の約半分の速度で回転する。

フローティング・ベアリング(floating bearing)は、一般的にはジャーナル・ベアリング(journal bearing)が用いられていると思われます。

(2)インタ・クーラは、圧縮された空気を冷却して温度を下げ、空気密度を低くすることで過給機本来の充填効率の向上維持を補完する装置である。

この選択肢は不適切です。

正しくは以下の通りです。

インタ・クーラは、圧縮された空気を冷却して温度を下げ、空気密度を高くすることで過給機本来の充填効率の向上維持を補完する装置である。

(3)ターボ・チャージャは、過給圧が高くなって規定値以上になると、ウエスト・ゲート・バルブが閉じて、排気ガスの一部がタービン・ホイールをバイパスして排気系統へ流れる。

この選択肢は不適切です。

正しくは以下の通りです。

ターボ・チャージャは、過給圧が高くなって規定値以上になると、ウエスト・ゲート・バルブが開いて、排気ガスの一部がタービン・ホイールをバイパスして排気系統へ流れる。

【排気ガスの一部がタービン・ホイールをバイパスする】

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