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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2019年10月 問題34
自動車の材料に用いられる鉄鋼に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
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解説
選択肢(3)が不適切です。
(3)普通鋼(炭素鋼)は、硬鋼と軟鋼に分類され、硬鋼は軟鋼より炭素を含む量が少ない。
正しくは以下の通りです。
普通鋼(炭素鋼)は、軟鋼と硬鋼に分類され、軟鋼は硬鋼より炭素を含む量が少ない。
(1)合金鋳鉄は、普通鋳鉄にクロム、モリブデン、ニッケルなどの金属を一種類又は数種類加えたもので、カムシャフトやシリンダ・ライナなどに使用されている。
適切です。
普通鋳鉄には炭素の他にシリコン、マンガン、硫黄、リンなどの成分が微量含まれています。
合金鋳鉄は、普通鋳鉄にニッケルや、クロム、モリブデン、銅、マンガンなどの合金元素を添加することにより、機械的性質や、耐熱性、耐食性、耐摩耗性などの性質を改善したものです。
(2)球状黒鉛鋳鉄は、普通鋳鉄に含まれる黒鉛を球状化させるために、マグネシウムなどの金属を少量加えて、強度や耐摩耗性などを向上させたものである。
適切です。
現在よく使われている普通鋳鉄は、ねずみ鋳鉄(片状黒鉛鋳鉄)、球状黒鉛鋳鉄及びCV鋳鉄の3種類があります。
(4)普通鋳鉄は、破断面がねずみ色で、フライホイールやブレーキ・ドラムなどに使用されている。
適切です。