整備士ドットコム
Jidoshaseibishi.com
複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。
Advertisement
2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2019年10月 問題18
差動制限型ディファレンシャルに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
Advertisement
解説
選択肢(3)が適切です。
(3)トルク感応式のヘリカル・ギヤを用いたものは、左右輪の回転速度に差が生じた場合、高回転側から低回転側に駆動力が伝えられ、低回転側に大きな駆動力が発生する。
【トルク感応式LSD】
(1)回転速度差感応式の差動制限力の発生は、ピニオンの歯先とディファレンシャル・ケース内周面との摩擦により行っている。
不適切です。
正しくは以下の通りです。
トルク感応式の差動制限力の発生は、ピニオンの歯先とディファレンシャル・ケース内周面との摩擦により行っている。
(2)トルク感応式のヘリカル・ギヤを用いたものは、ディファレンシャル・ケース内に高粘度のシリコン・オイルが充填されている。
不適切です。
正しくは以下の通りです。
トルク感応式は、ディファレンシャル・ケース内のサイド・ギヤとピニオンにヘルカル・ギヤを用いている。
「トルク感応式」という呼び名は、旧テキストでは「摩擦式」という名称でした。
(4)回転速度差感応式に用いられているビスカス・カップリングは、インナ・プレートとアウタ・プレートの差動回転速度が小さいほど大きなビスカス・トルクが発生する。
不適切です。
正しくは以下の通りです。
回転速度差感応式に用いられているビスカス・カップリングは、インナ・プレートとアウタ・プレートの差動回転速度が大きいほど大きなビスカス・トルクが発生する。
「回転速度差感応式」という呼び名は、旧テキストでは「粘性式」という名称でした。