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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2019年10月 問題02

コンロッド・ベアリングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

コンロッド・ベアリングに要求される性質のうち、ベアリングとクランク・ピンに金属接触が起きた揚合に、ベアリングが焼き付きにくい性質を耐疲労性という。

アルミニウム合金メタルで、すずの含有率の高いものは、低いものに比べて熱膨張率が大きいのでオイル・クリアランスを大きくしている。

トリメタル(三層メタル)には、アルミニウムに10~20%のすずを加えた合金を用いている。

アルミニウム合金メタルは、合金(ケルメット・メタル)を鋼製裏金に焼結し、その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたものである。


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解説

選択肢(2)が適切です。

(2)アルミニウム合金メタルで、すずの含有率の高いものは、低いものに比べて熱膨張率が大きいのでオイル・クリアランスを大きくしている。

アルミニウム合金メタルとは、 アルミニウムに10~20%のスズを加えた軸受け合金です。

スズの含有率の高いものはなじみ性や耐摩耗性に優れていますが、熱膨張率が大きいので、オイルクリアランスを大きくとる必要があります。

(1)コンロッド・ベアリングに要求される性質のうち、ベアリングとクランク・ピンに金属接触が起きた揚合に、ベアリングが焼き付きにくい性質を耐疲労性という。

不適切です。

正しくは以下の通りです。

コンロッド・ベアリングに要求される性質のうち、ベアリングとクランク・ピンに金属接触が起きた揚合に、ベアリングが焼き付きにくい性質を非焼き付き性という。

耐疲労性とは、ベアリングに繰り返し荷重が加えられても、その機械的性質が変化しにくい性質をいいます。

(3)トリメタル(三層メタル)には、アルミニウムに10~20%のすずを加えた合金を用いている。

不適切です。

正しくは以下の通りです。

トリメタル(三層メタル)は、銅に20~30%の鉛を加えた合金(ケルメット・メタル)を鋼製裏金に焼結し、その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたものである。

(4)アルミニウム合金メタルは、合金(ケルメット・メタル)を鋼製裏金に焼結し、その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたものである。

不適切です。

(2)を参照。

コンロッド・ベアリングの要求性質は、非焼き付き性、埋没性、耐食性、耐疲労性が出題されますのでキチンと理解しておきましょう。

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