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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2021年10月 問題22
図に示すインテグラル型油圧式パワー・ステアリング(ロータリ・バルブ式)に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
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解説
(1)ロータリ・バルブはスリーブとロータで構成されている。
選択肢(1)は適切です。
教科書記載のロータリ・バルブと異なりますがロータリ・バルブの一例です。
昔の教科書はロータをスリーブ・バルブとありました。
スプールとは、流入口、流出口に繋がった円筒形のケースの中で糸巻き(spool)状のコマをスライドさせることで、流路の切り替えを行う意味のようですが、結局回りながら油路を切り替えるのでロータにしたのでしょうか。
(2)ロータは、スリーブにかん合している。
選択肢(2)も適切です。
分かりにくいですが、ロータはスリーブにかん合しています。
(3)ハンドルの操舵力は、ウォーム・シャフト、トーション・バー、スタブ・シャフトの順に伝達される。
選択肢(3)が不適切です。
正しくは以下の通りです。
ハンドルの操舵力は、スタブ・シャフト、トーション・バー、ウォーム・シャフトの順に伝達される。
(4)操舵時は、トーション・バーのねじれ角に応じてロータが回転し、油路を切り替える。
選択肢(4)は適切です。
トーション・バーのねじれ角に応じて油圧を補助動力とし、操舵力を軽減しています。