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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2021年10月 問題19
前進4段のロックアップ機構付き電子制御式ATのロックアップ機構に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
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解説
(1)ロックアップ・ピストンには、エンジンからのトルク変動を吸収、緩和するダンパ・スプリングが組み込まれている。
選択肢(1)は適切です。
ロックアップ・ピストンがトルク・コンバータのカバーに圧着されると、カバー(エンジン)の回転をタービン・ランナ(インプット・シャフト)に直接伝えています。
このロックアップ・ピストンには、エンジンからのトルク変動を吸収、緩和するダンパ・スプリングが組み込まれています。
(2)ロックアップ・ピストンがトルク・コンバータのカバーから離れると、カバー(エンジン)の回転がタービン・ランナ(インプット・シャフト)に直接伝えられる。
選択肢(2)は不適切です。
正しくは以下の通りです。
ロックアップ・ピストンがトルク・コンバータのカバーに圧着されると、カバー(エンジン)の回転がタービン・ランナ(インプット・シャフト)に直接伝えられる。
(3)ロックアップ機構とは、トルク・コンバータのポンプ・インペラとタービン・ランナを機械的に連結し、直接動力を伝達する機構をいう。
選択肢(3)は適切です。
滑りが少ない作動域は、流体継手では伝達効率が低下するため、ポンプ・インペラとタービン・ランナを機械的に連結して直接動力を伝達するロックアップ機構を用います。
(4)ロックアップ・ピストンは、タービン・ランナのハブにスプラインかん合されている。
選択肢(4)は適切です。
上の図に示すように嵌合されています。