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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2021年10月 問題06
吸排気装置の過給機に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
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解説
(1)ターボ・チャージャに用いられるコンプレッサ・ホイールの回転速度は、タービン・ホイールの回転速度と同回転である。
選択肢(1)は適切です。
二つのホイールは同軸上に存在します。
(2)ターボ・チャージャの特徴として、小型軽量で取り付け位置の自由度は高いが、排気エネルギの小さい低速回転域からの立ち上がりに遅れが生じ易い。
選択肢(2)も適切です。
ターボ・チャージャの特徴として、低速回転時では過給が行われず、十分なトルクを発生できないが、高回転では十分な過給を得られます。
アクセルを踏んでも過給が開始されるまで時間が掛かりレスポンスが悪いです。(ターボラグがある。)
(3)2葉ルーツ式のスーパ・チャージャでは、ロー夕1回転につき1回の吸入・吐出が行われる。
選択肢(3)が不適切です。
正しくは以下の通りです。
2葉ルーツ式のスーパ・チャージャでは、ロー夕1回転につき4回の吸入・吐出が行われる。
(4)2葉ルーツ式のスーパ・チャージャでは、過給圧が規定値になると、過給圧の一部を吸入側へ逃がし、過給圧を規定値に制御するエア・バイパス・バルブが設けられている。
選択肢(4)は、適切です。
【スーパーチャージャの一例】