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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2021年10月 問題30

外部診断器(スキャン・ツール)に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

フリーズ・フレーム・データを確認することで、ダイアグノーシス・コードを記憶した原因の究明が容易になる。

アクティブ・テストは、整備作業の補助やECUの学習値を初期化することなどができ、作業の効率化が図れる。

外部診断器でダイアグノーシス・コードの消去作業を行うと、ダイアグノーシス・コードとフリーズ・フレーム・データが消去されるため、時計及びラジオの再設定が必要となる。

作業サポートは、外部診断器からECUに指令を出して、アクチュエータを任意に駆動及び停止ができ、機能点検などが容易に行える。


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解説

(1)フリーズ・フレーム・データを確認することで、ダイアグノーシス・コードを記憶した原因の究明が容易になる。

選択肢(1)が適切です。

外部診断器(スキャン・ツール)は、故障診断に必要な情報を読み取ることができ、効率的に故障を特定できる。

自動車には車載故障診断装置(車載のダイアグノーシス:OBD:On Board Diagnosis)が装着されおり、走行中に発生した車両の不具合や故障情報が自動的に蓄積されます。

フリーズ・フレーム・データは、車載のダイアグノーシスが、異常検出時のエンジン状態などをダイアグノーシス・コードに記憶したデータです。

OBDからダイアグノーシス・コードを得て故障原因を追及することにより、迅速かつ正確に故障原因や故障個所の特定を行うことができます。

(2)アクティブ・テストは、整備作業の補助やECUの学習値を初期化することなどができ、作業の効率化が図れる。

選択肢(2)は不適切です。

正しくは以下の通りです。

アクティブ・テストは、アクチュエータを任意に駆動及び停止できる機能である。

外部診断器(スキャン・ツール)は、整備作業の補助やECUの学習値を初期化することなどができ、作業の効率化が図れる。

古い車ではの話です。

toyota dianostic connector

昔はコネクタを短絡させて、エンジンチェックランプの点灯回数を調べました。

ダイアグノーシス・コードの消去は、ヒューズを抜く、バッテリのマイナス端子を外すなどを行いましたが、ECUの学習値だけでなく、他の時計、ラジオのメモリまでもリセットされてしまいました。

でも今は大丈夫です。

(3)外部診断器でダイアグノーシス・コードの消去作業を行うと、ダイアグノーシス・コードとフリーズ・フレーム・データが消去されるため、時計及びラジオの再設定が必要となる。

選択肢(3)も不適切です。

正しくは以下の通りです。

外部診断器でダイアグノーシス・コードの消去作業を行うと、ダイアグノーシス・コードとフリーズ・フレーム・データだけが消去されるため、時計及びラジオの再設定が必要ない。

(4)作業サポートは、外部診断器からECUに指令を出して、アクチュエータを任意に駆動及び停止ができ、機能点検などが容易に行える。

選択肢(4)も不適切です。

正しくは以下の通りです。

アクティブ・テストは、外部診断器からECUに指令を出して、アクチュエータを任意に駆動及び停止ができ、機能点検などが容易に行える。

Plug your OBD scan tool into the connector
【OBD scan toolをコネクタに接続】

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