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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2021年10月 問題29

ホイール・アライメントに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

フロント・ホイールを横方向から見て、キング・ピンの頂部が、進行方向(前進)に対して後方に傾斜しているものをプラス・キャスタという。

旋回時に車体が傾斜した場合のキャンバ変化は、独立懸架式ではほとんど変化しないが、車軸懸架式では大きく変化する。

キャスタにより、車両の荷重によって車体をもとの水平状態(ホイールを直進状態)に戻そうとする復元力が生まれ直進性が保たれる。

キャンバ・スラストは、キャンバ角が大きくなるに伴って増大する。


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解説

(1)フロント・ホイールを横方向から見て、キング・ピンの頂部が、進行方向(前進)に対して後方に傾斜しているものをプラス・キャスタという。

選択肢(1)は適切です。

Positive Caster-Neutral Caster-Negative Caster

(2)旋回時に車体が傾斜した場合のキャンバ変化は、独立懸架式ではほとんど変化しないが、車軸懸架式では大きく変化する。

選択肢(2)が不適切です。

正しくは以下の通りです。

旋回時に車体が傾斜した場合のキャンバ変化は、車軸懸架式ではほとんど変化しないが、独立懸架式では大きく変化する。

Independent
Rigid-axle-beam

上の図はコブ(bump)時の独立懸架と車軸懸架の違いを示しています。

(3)キャスタにより、車両の荷重によって車体をもとの水平状態(ホイールを直進状態)に戻そうとする復元力が生まれ直進性が保たれる。

選択肢(3)は適切です。

キング・ピン軸が回転すると、ホイールが傾き車体を持ち上げようとしますが、車両荷重により車体を元の位置に下げようとする復元力が生じ直進性が保たれます。

(4)キャンバ・スラストは、キャンバ角が大きくなるに伴って増大する。

選択肢(4)も適切です。

Camber thrust

キャンバを持たせると横方向の力が大きくなります。

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独立懸架式サスペンション

ホイール・アライメント(車軸懸架式)

キングピン傾斜角

キャスタ(caster)

キャンバ(camber)

トーイン(toe-in)

キャンバ・キャスタ・キングピン・ゲージ

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