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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2022年03月 問題17

サスペンションのスプリング(ばね)に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

エア・スプリングは、金属ばねと比較して、荷重の増減に応じてばね定数が自動的に変化するため、固有振動数をほぼ一定に保つことができる。

エア・スプリングのばね定数は、荷重が大きくなるとレベリング・バルブの作用により小さくなる。

金属ばねは、最大積載荷重に耐えるように設計されているため、車両が軽荷重のときはばねが硬すぎるので乗り心地が悪い。

軽荷重のときの金属ばねは、最大積載荷重のときに比べて固有振動数が大きくなる。


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解説

(1)エア・スプリングは、金属ばねと比較して、荷重の増減に応じてばね定数が自動的に変化するため、固有振動数をほぼ一定に保つことができる。

選択肢(1)は適切です。

縮むほどバネ定数が高くなるので、縮んでいない状態では柔らかく、底付きに近づくほど固くなるので、底付きしにくいです。

車両重量を小さくしても,空気圧を調整してばねの硬さが大きく変わらないようにしているためバネの共振周波数が、大きく変化しません。

(2)エア・スプリングのばね定数は、荷重が大きくなるとレベリング・バルブの作用により小さくなる。

選択肢(2)が不適切です。

正しくは以下の通りです。

エア・スプリングは、金属ばねと比較して、荷重の増減に応じてばね定数が自動的に変化するため、固有振動数をほぼ一定に保つことができる。

(3)金属ばねは、最大積載荷重に耐えるように設計されているため、車両が軽荷重のときはばねが硬すぎるので乗り心地が悪い。

選択肢(3)は適切です。

最大荷重の場合を想定していますので金属ばねは、軽負荷時は硬すぎて乗り心地が悪くなります。

(4)軽荷重のときの金属ばねは、最大積載荷重のときに比べて固有振動数が大きくなる。

選択肢(4)も適切です。

上式のルート内の分母(質量M)が小さくなると、固有振動数は高くなります。

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