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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2020年10月 問題24

ブレーキ装置に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

制動距離とは、空走距離と停止距離を合わせたものをいう。

ドラム・ブレーキは、ディスク・ブレーキに比べて放熱効果がよいので、フェードしにくい。

ブレーキ液の沸点は、ブレーキ液に含まれる水分の量に大きく左右され、水分が多いほど上昇する。

ブレーキは、自動車の運動エネルギを熱エネルギに変えて制動する装置である。


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解説

選択肢(4)が適切です。

(4)ブレーキは、自動車の運動エネルギを熱エネルギに変えて制動する装置である。

機械的な意味での自動車の停止は、例えばディスクブレーキで考えると、ブレーキペダルを踏むと、ブレーキキャリパーに組み込まれているブレーキパッドが、タイヤと一緒に回転しているディスクローターを両側から押さえ込むことでタイヤの回転を落し、車が止まります。

自動車が止まる原理をエネルギの観点からとらえると、自動車の運動エネルギが、ブレーキの「摩擦」によって熱エネルギに変換され、発生した熱をブレーキが吸収することで車が止まります(タイヤと路面の間の摩擦も関係しますが)。

くるまを考える上での見方は、機械的な視点、電気的な視点そしてエネルギ的な視点があります。

先に説明したスタータの問題は、機械的構造は一切問題にせず、電気的な視点の問題でした。

最近は情報的視点も必要となっています。

(1)制動距離とは、空走距離と停止距離を合わせたものをいう。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです。

停止距離とは、空走距離と制動距離をあわせたものをいう。

(2)ドラム・ブレーキは、ディスク・ブレーキに比べて放熱効果がよいので、フェードしにくい。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです。

ディスク・ブレーキは、ドラム・ブレーキに比べて放熱効果がよいので、フェードしにくい。

(3)ブレーキ液の沸点は、ブレーキ液に含まれる水分の量に大きく左右され、水分が多いほど上昇する。

この選択肢は、不適切です。

正しくは以下の通りです。

ブレーキ液の沸点は、ブレーキ液に含まれる水分の量に大きく左右され、水分量が多いほど低下する。

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