整備士ドットコム
Jidoshaseibishi.com
複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。
Advertisement
2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2020年10月 問題17
電動式パワー・ステアリングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
Advertisement
解説
選択肢(4)が適切です。
(4)ホールICを用いたトルク・センサは、インプット・シャフトに多極マグネットを配置し、アウトプット・シャフトにはヨークが配置されている。
【多極マグネットの一例】
【青・緑の出っ張り部分がヨークの歯部(Stator teeth)の例】
【アウトプット部のヨークの例】
(1)コイルを用いたリング式のトルク・センサでは、インプット・シャフトは磁性体でできており、突起状になっている。
この選択肢は不適切です。
正しくは以下の通りです。
コイルを用いたスリーブ式のトルク・センサは、インプット・シャフトが磁性体でできており、突起状になっている。
(2)トルク・センサにより、ステアリング・ホイールの操舵力のみを検出している。
この選択肢も不適切です。
正しくは以下の通りです。
トルク・センサは、ステアリング・ホイールの操舵力と操舵方向を検出している。
(3)ラック・アシスト式では、ステアリング・ギヤのピニオン部にトルク・センサ及びモータが取り付けられている。
この選択肢も不適切です。
正しくは以下の通りです。
ラック・アシスト式(ラック駆動タイプ)では、ラックそのものに取り付けられたモータによりラックに対して補助動力を与えている。
あるいは、以下の通りです。
ピニオン・アシスト式では、ステアリング・ギヤのピニオン部にトルク・センサ及びモータが取り付けられ、ステアリング・ギヤのピニオンに対して補助動力を与えている。