整備士ドットコム
Jidoshaseibishi.com
複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。
Advertisement
2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2020年10月 問題16
サスペンションのスプリングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
Advertisement
解説
選択肢(3)が適切です。
(3)金属スプリングは、最大積載荷重に耐えるように設計されているため、軽荷重のときはばねが硬すぎるので乗り心地が悪い。
一般的な乗用車のサスペンションは、上下方向に約10cmずつストロークするような構造になっています。
このサスペンション・ストロークは、乗り心地性能に大きな影響を与えます。
軽荷重のときはばねが硬すぎるので、このサスペンション・ストロークの伸張が短くなり(固有振動数が高くなり)乗り心地が悪くなるものとも言えます。
(1)軽荷重のときの金属スプリングは、最大積載荷重のときに比べて固有振動数が小さくなる。
この選択肢は不適切です。
正しくは以下の通りです。
軽荷重のときの金属ばねは、最大積載荷重のときに比べて固有振動数が高くなる。
(2)エア・スプリングのばね定数は、荷重が大きくなるとレベリング・バルブの作用により小さくなる。
この選択肢も不適切です。
正しくは以下の通りです。
エア・スプリングのばね定数は、荷重の増減に応じて自動的に変化する。
その結果、荷重の増減に関係なく、固有振動数をほぼ一定に保つことができる。
(4)エア・スプリングは、金属スプリングと比較して、荷重の変化に対してばね定数が自動的に変化するので、固有振動数は比例して大きくなる。
この選択肢も不適切です。
正しくは以下の通りです。
エア・スプリングは、金属ばねと比較して、荷重の増減に応じてばね定数が自動的に変化するため、固有振動数をほぼ一定に保つことができる。