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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2024年03月 問題35
次の諸元を有するトラックの最大積載時の前軸荷重について、適切なものは次のうちどれか。ただし、乗員1人当たりの荷重は550Nで、その荷重は前車軸の中心に作用し、また、積載物の荷重は荷台に等分布にかかるものとする。
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解説
線膨張係数を取り扱う場合、長さの単位は$mm$を前提とします。
線膨張係数の単位自体は、$[1/℃]$です。
線膨張係数は、$0℃$を基準にしています。
問題は、$50℃$の時の膨張長です。
与えられた線材の単位を$mm$、温度が$50℃$として掛け算をすれば完成です。
$1m$は、$100cm$です。
$1cm$は、$10mm$です。
$10m$は、$10 \times 100 \times 10 =10,000mm$となります。
温度に関する計算は、
$50 \times 0.000023 = 0.00115$ です。
結局、膨張長は、
$10,000 \times 0.00115 =11.5mm$となります。
選択肢(2)が正解となります。
一般には、線膨張係数は、$○\times 10^{-6}$の形で用います。
アルミニウムの線膨張係数は、$23 \times 10^{-6}$と表します。
代表的な材料のデータを示します。
物質 | 線膨張率 10-6/℃ |
---|---|
アルミニウム | 23.1 |
カリウム | 85 |
金 | 14.2 |
銀 | 18.9 |
ケイ素 | 2.6 |
ダイヤモンド | 1.0 |
グラファイト | 3.1 |
タングステン | 4.5 |
チタン | 6.3 |
鉄 | 11.8 |
マグネシウム | 24.8 |