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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2024年03月 問題09

NOxの低減策に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

EGR (排気ガス再循環)装置や可変バルブ機構を使って、不活性な排気ガスを一定量だけ吸気側に導入し最高燃焼ガス温度を下げる。

燃焼室の形状を改良し、燃焼時間を長くすることにより最高燃焼ガス温度を下げる。

エンジンの運転状況に対応する空燃比制御及び点火時期制御を的確に行うことで、最高燃焼ガス温度を上げる。

インテーク・マニホールドの形状を改良して、各シリンダへの混合気配分の均質化を図る。


解説

(1)$EGR$ (排気ガス再循環)装置や可変バルブ機構を使って、不活性な排気ガスを一定量だけ吸気側に導入し最高燃焼ガス温度を下げる。

選択肢(1)が適切です。

$EGR$は、一般的に二つ考えられます。

①吸気工程中に排気バルブを開いて熱い排ガスを再利用する、または排気工程中に早めに排気バルブを閉じる内部$EGR$


②排気管と吸気管に別通路を設け、吸気管に排ガスを送る外部$EGR$

$EGR$の主目的は、二つあります。

①NOxの低減

②ポンプ損失の低減

ホンダさんの技術者の中には、ポンプ損失の低減の$EGR$のう方が重要という人もいるくらいです。

$EGR$は、本来、排ガス対策のためだったんですが、近年は、低負荷域でスロットル・バルブを閉じた際のポンピング・ロスを減らす目的で用いられています。

ガソリン・エンジンは、スロットル・バルブで吸入側が絞られてますので、スロットル・バルブの手前に排ガスを戻せば、吸気時のピストンの負担が減少、すなわち、ポンプ損失が減少します。

ポンプ損失を減らすことが熱効率向上、燃費改善につながります。

EGR_System_at_Gasoline_IC_Engines

( 内燃機関:Internal Combustion engine )

(2)燃焼室の形状を改良し、燃焼時間を長くすることにより最高燃焼ガス温度を下げる。

選択肢(2)は、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

燃焼室の形状を改良し、燃焼時間を短くすることにより最高燃焼ガス温度を低くする。

(3)エンジンの運転状況に対応する空燃比制御及び点火時期制御を的確に行うことで、最高燃焼ガス温度を上げる。

選択肢(3)も不適切です。

正しくは、以下の通りです。

エンジンの運転状況に対応する空燃比制御及び点火時期制御を的確に行うことで、最高燃焼ガス温度を下げる

(4)インテーク・マニホールドの形状を改良して、各シリンダへの混合気配分の均質化を図る。

選択肢(4)も不適切です。

$NOx$の低減策ではありません。

$CO$、$HC$低減策として、インテーク・マニホールドの形状を改良して、各シリンダへの混合気配分の均質化を図る。

2G 登録試験 2024年03月 問題09

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